「念力家族」
定価:本体1680円(税込)
刊行:2003/06/24
新装版刊行:2004/09/17
発行:宝珍
発売:(株)インフォバーン
ISBN:978-4901873253
イラストレーション:田中英樹
デザイン:鈴木成一デザイン室
帯文:蜷川幸雄
跋文:岡井隆
「念力家族」(朝日文庫)
定価:778円(税込)
刊行:2015/05/20
発売:(株)朝日新聞出版
ISBN:9784022647818
イラストレーション:田中英樹
デザイン:鈴木成一デザイン室
跋文:岡井隆
解説:大林宣彦
『念力家族』18首選
注射針曲がりてとまどう医者を見る念力少女の笑顔まぶしく帯文
「やがて透明な抒情がユーモアという セロファンに包まれて短歌となる。
新しい才能はいつだって美しい!」
蜷川幸雄
これまでの主な『念力家族』書評
各種媒体での主な『念力家族』紹介記事
Webでの主な『念力家族』紹介記事
テレビでの主な『念力家族』紹介
各界の著名な方々から『念力家族』へのコメントを頂きました
(敬称略・50音順)
「おもしろかったですよ~。絵も上手だし。」
楳図かずお(漫画家)
「地上から数cm浮いたような、リアルからの不思議な距離感と、
さりげなくブラックな空気が快適です。」
ヲノサトル(音楽家)
「笹さんの顔立ちというのは、キリッとした眉といい通った鼻筋といい、まぎれもない美男なんですが、全体のイメージとして“どこか変”なんですね。たぶん本人の周囲に、こういうすさまじく変で面白い歌をつくってしまうオーラが漂っているんです。そのオーラのレンズを通して見ているから、われわれ凡人にはちょっと変な顔にゆがんで見える。この短歌集を百回くらい読み返すと、やっと本来の美男に見えてくるじゃないでしょうか。
唐沢俊一(作家)
「『念力家族』は、稀有な抒情の質を持っていたので、あのようなハガキを出すきになったのです。短歌界を荒らし、覆ってくださいますように。」
小嵐九八郎(作家)
「おそらくこれまで誰も詠んだことのない世界である。笹氏もまた新しい短歌の担い手になりそうな気がする。」
小林恭二(作家)
「『念力の 不気味が短歌を 革命し 妖し霊魂 そぞろ騒ぎ出す』いやあ、こんな面白い短歌はありませんでした。
笹君の摩訶ロックな歌どもが巷の怪異を増やしゆくことを祈ります。」
サエキけんぞう(作詞家・パール兄弟)
「笹さんの短歌は、読んで理解しようとしなくても、眺めるだけで言霊が直接脳に入ってきます。田中英樹さんの挿し絵と並ぶと脳のデッドゾーンが刺激され、超能力が開発されそう です。この本を読めばあなたも念力家族の一員に!」
辛酸なめ子(漫画家・エッセイスト)
「日本語文化においてその数に含まれているかさえ疑わしいJポピュラー。言葉に不安を抱いているミュージシャン諸氏!
マンガもいいが短歌も読め、と言いたい。そして今読むなら彼の作品以外ない!」
関口誠人(C-C-B)
「笹さんはメルヘンとホラー・SFのコラボレーション天才歌人。歌人の新人類、ミュータント。エイリアンのように次々と変身を繰り返し、どのような怪物に育つか楽しみだ。歌人としてばかりでなく、ロックミュージシャンとしても一流なので、もう少しで郷ひろみくんのステージまで到達するでしょう。ステージに到達したら、僕はあなたのスポンサー。頑張ってね。」
高須克弥(高須クリニック院長)
「今使われている言葉で、わかりやすく書かれている『念力家族』は、一瞬考える場合もありますが、大抵の歌は微笑んでしまうような温かくなる本です。ぜひ一度ご賞味ください。」
高橋名人(ハドソン)
「『念力家族』は良いです。『サラダ記念日』の10倍笑えます。これほめているのです。」
高橋葉介(漫画家)
「夕日のような色の本、とても楽しかったです。ひといきに読み終えました。今後もたくさん本を作ってください念。」
土佐正道(元・明和電機社長、現・Y&M☆O)
「私の胸の奥の奥にある「大きな声では言えないお気に入りランキング」の上位にどーんと座りつづけている “宇宙ヤング”笹公人氏の初短歌集。とにかく素敵に変。」
藤田香織(書評家)
「『念力家族』は、リズムとメロディーが心地よい、自分たちの世代から生まれた新しい文学であると誇りに思っています。これを一つのスタンダードとし、次、また次へと、ここから翔びはねていくであろう文学をしかと受け入れ、読み続けていくこと。それが、笹公人さんをフォローする読書人、私の声です。」
松浦弥太郎(「COW BOOKS」店主)
「ショートフィルムか写真展を見たような、くっきりした読後でした。「魔除け少女」の連作が私は一番好きです。
いくらか寺山さんの匂いもあり、楽しみました。」
山田太一(脚本家)
「昨年、『念力家族』出版をお祝いして、笹さんにご挨拶かたがた四季四句贈らせていただきました。短歌に対抗して俳句で『念力家族』のパロディを試みたわけです。今回、新たな出版に際し、一句加えてセットにしました。改めて啓上仕り候。」
春 薄氷(うすらひ)を念力家族渡りゆく
夏 学園のひとりにひとつ蠅叩き
秋 優勝は金星(きんせい)力士大相撲
冬 里神楽魔除け少女も踊りけり
新年 妹の背後霊にも賀状来る
和田 誠(イラストレーター・映画監督)
歌壇プロパーの認識の踏み絵としての笹公人
桐生祐狩
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